Les Misérables
※これだけ書いても書き足りないので後日追記します!(6月12日)
初日が明けてだいぶたってしまったのですが(むしろ地方公演をやっている…)
感想を書いておきたいかな、と思って書きます。
とは言ったもののこれまでに帝劇に行ったことがあるのはほぼないに等しいし、
東宝作品も数えるくらい。四季や宝塚などは観たことがありません。
なので他のミュージカルと比べて、とか○○さんは~、とか
知ったかぶった事は言えないし言わない。
茶の間は茶の間なりに必死にチケットを確保して、各キャストの皆さんを拝見しました。
そんな感じの感想です。
思い出したこと、今思っていることを書き連ねるので観劇の時系列とか、
物語の時系列とかバラバラです。(なるべくわかりやすいようにはしたい…)
4月17日のプレビュー初日は仕事にならない仕事を午前中だけして、午後休を取って行ってきました。
もう、この日は出勤しただけ「仕事終わった!」くらいの感覚でした。
出社しただけほめてほしい。
居てもたってもいられなくてそわそわしながら帝劇の外観だけ写真を撮り、遅めのお昼を食べたりした。
日比谷界隈にはおいしそうなお店がたくさんあって、今後もお邪魔することが増えそうだけど困らなそうです。
三浦君本人は歌唱披露がMAXで緊張した、とよるばっちとか日比谷フェスティバルで話されていましたがおたくは初日が一番緊張したよ。。。。
そもそも「生オケ」に耐性がないのでオーケストラの1発目(プロローグ一発目の”ジャッジャジャーーーン”)にめちゃくちゃびっくりしましたwww
(それ以降、コンマスさんの音に合わせて指揮者の方が入ってくる⇒指揮者の方の動きを見るようにして「びくぅっ!」を回避するようになりました…)
本役以外でバイトもしてるよ、と前情報で知ってはいた。
照明も欧州の方々に合わせて作ってあるから日本人の虹彩には合わなくて暗いらしいと知ってはいた。
知ってたけどほんとに暗い。バイトも囚人、宿屋、見物人は初回は全くわかりませんでした。
工場/ラブリィレディは比較的わかりやすかったです。
(ラブリィレディのところは比較的というよりめちゃくちゃよくわかる)
初日は囚人の姿はどこかわからないけど、歌声が聞こえてきてそこにいることに対して涙目になっていて我ながら笑えましたwww
(あのあたりの音域は結構響いて聞こえてくるので得意なのかな…)
そこから先はとにかく圧倒されっぱなしで、なんというか観るのに必死でした。
映画を見たり解説本読んだりして一応備えてはいたのですが「暗い(物理的にも、話的にも)」というのが感想で。
これを多ステするのはしんどいんじゃ…?と思っていました。
しかし、亡くなっていく人たちが圧倒的に多いのにステージの上から発している力がとても前向きで、なぜか観た後は元気になっていて「????」と思いながら劇場に通っていました。
推しがマリウスだったからだろうな、と思います。
いきなりアンジョだったらもっとしんどかったと思う。
伊礼さんが3バルジャンのトークショーで仰っていたらしいのですが。
彩春ちゃんコゼットと三浦君マリウスの若さが出す空気感と、それゆえのコゼットとマリウスのレミゼにおける希望感、というか。
これは2019年の19歳と20歳の今のこの二人じゃないとできないんだろうな、ってとても思いました。いや~、若いって素晴らしい。
(あれ、彩春ちゃん19歳で合ってる?確か4月くらいにお誕生日だったよね???違っていたらすみません)
2回目の観劇くらいからジャンバルジャンのBring him homeが一番の泣きポイントになってて自分でもびっくりしました。
「ほんと、この子は家に帰してあげて…」
って。親か。
一応人並みの感覚は持ち合わせていると思うのでファンテーヌの夢やぶれてと、エポニーヌのOn my ownも涙なしには見れなかった。
けれど、BHHが一番涙腺に来ました…親か。(2回目)
あとは確かゴールデンウイーク頃に「マリウスは飯沼貞吉では…??」とか訳の分からない解釈をしてしまって。
バリケード以降のシーンがつらくて辛くてどうにもならなかった。
貞吉に白虎の旗を、マリウスにトリコロールを、とか意味の分からないつぶやきをしていました。
ちなみに飯沼貞吉とはもののふ白き虎で安西君が演じた役。
もふ虎は白虎隊のお話で、飯沼貞吉は白虎隊の中の生き残り。
マリウスはABCカフェの生き残り。
共通点はそこだけなんですがwwww
もう5年くらい経つのにもふ虎は大好きな作品で、いまだに思い出すだけで泣ける。
確かDMMあたりで見れるから見てほしい。
にっかり青江のあらやんが土方さんだったり、松村龍之介くんがいたり、今をときめく横浜流星くんが出てたりするよ…
(西田作品なのでアレルギーのある方はダメだと思いますが)
話が脱線したので戻します。そして終わる気配がない…
今回チケットを確保するうえで非常に頭を悩ませたトリプルキャスト。
実際に幕が開くとキャストさんの組み合わせでこんなにも変わるものか、というのも新たな発見でした。
最後のほうはアンサンブルさんたちまで気になりだしてしまったので、次のレミゼは推しのいる/いないにかかわらずにまた観に行っていそうです…
今回の帝劇期間でテナルディエだけコンプできなかったのですが、他は皆さん拝見できました。
個人的に三浦マリウスとアンジョの組み合わせは全員見たくて。
三浦マリウスと小野田アンジョが回数が少なくてそれに気づいたときは絶望した…
なんとか小野田アンジョ/三浦マリウス回のチケットに恵まれたので、職場の飲み会を蹴り飛ばして行ったのも良い思い出。
テニミュのおたくですが2nd後半からがリアルタイムのため小野田の龍ちゃんもばっちも、無駄様も生で見るのは初めてでした。
そこに3rdのまだ現役(運動会もあるしまだ現役でいいよね??!!)の三浦君が一緒に出ているのがとても不思議な感覚でした。
いろいろと感想はあるのですが、割愛して書いておきたい方だけ…!!(全員書いていたらいつ終わるかわからない…)
(そして感想の書き方が、リアコとか炎上とかひどいこと言ってるけど許してほしい)
小野田の龍ちゃん、私より年下のはずなんですけどなんなんですかね、あの貫禄。
バリケードで死ぬたびに強くてニューゲームしてるアンジョ。なんで革命失敗したのかわからない。
他のアンジョと三浦マリウスだと「そっか~~~、マリウスがぽやぽやしてたから革命失敗したか…」とうっすら思ってしまうのですが、小野田アンジョは三浦マリウスと一緒でもなんで革命に失敗したのかわからなかった。
(よく拝見する解釈とか感想だとアンジョとマリウスってABCカフェの双璧みたいな感じじゃなかったっけ。ウチのマリウスは可愛がられ方とかもろもろ込みで革命サーの姫だと思ってますさーせん。)
伊礼さん。
映画を見た限りだとジャベールってとてもざっくりいうと、バルジャンのヤンデレリアコみたいなイメージしかなかったのですが、プレ初日が伊礼ジャベでハッとしました。伊礼ジャベは戦隊のレッドみがあるジャベ。
いろいろと考えるとレッドとは違うかもしれないけど、ヒーローサイド。
敬虔なクリスチャンで、警官。それは曲がることのない真実で曲げられない信念。
いろいろあって自殺、というのがわかりやすかったです。
上原さん。声がいい。
伊礼さんとは真逆。ヤンデレリアコではないけれど、炎上の火種が上がるのを待って一気に焚きつけるタイプ。
工場から馬車の流れとか、絶対にバルジャン=マドレーヌだってわかってるんですよ。わかったうえで、じわじわと追い詰めていく感じ。
伊礼ジャベと同じように敬虔なクリスチャンで、警官。それは曲がることのない真実で曲げられない信念。ではあるはず。
なんだけど、同じ役なのにここまで違うのか、と思ったのはこのお二人のジャベが一番大きかった。
朴璐美さん。
声優さんなのはもちろん知っていたのですが「あ~、さすが声のお仕事してるひと」ってめちゃくちゃ思いました。
特に最初のリトルコゼットいじめてるとき。
コロコロかわる声音がさすがとしか言いようがない。
また、ご本人はミュージカルにこの年で初挑戦することになるとは、とよく仰っていましたが「え????初挑戦?????ってなんですか????」と思いながら見ていました…
発声とかは素養があるから強いんだな、と。
彩春ちゃん。かわいい。
今回のレミゼで一番の東宝さんの収穫なんじゃ…???と思ってやまない。
かわいい、歌える、そして若い。
いいな~、ソプラノいいな~、かわいいな~きらっきらしてておばちゃんにはまぶしいよ…って思いながら見てました。
かわいい!!とかいろいろ突き破って、手紙をしたためてしまった。
レミゼの女性陣にはだれでも言える事だけど、男性ばっかりの2.5の世界だとかわいい扱いされている推しが隣に並ぶと
「ほあ~、やっぱ推しは男の子なんだな」
っていう当たり前の感想をちゃんと認識させてくれたというか。
推しが男性であるっていうのはタピオカミルクティーは太る、と同じような何言ってんだお前案件ですが。
さて、長々と書いてきましたがここからが本題。
三浦君の感想。
情報の波に放流するのでもちろん敬意を払って書くし、推しぴ最高!だけでは終わらせたくない、でも上から目線とかも嫌だし、難しい。
言葉を選びながら、ちゃんと書きたい。そんな感じの感想です。
(お披露目の時の様子とかも書いた身としては、ちゃんと書かねば…!)
帝劇公演お疲れ様でした。
ゴールデンウイーク頃までの前半は「歌うこと」にまだ意識がとられてしまっている感じがしていて、”頑張れ”と思っていました。ごめんね。
映画は観てたけど、こんなにも全編歌だと思っていなくて初日に少し驚きました。
普通の舞台なら「ソコ台詞だよね?」っていうところが歌です。
グランドミュージカルすごい。
本当に彼の中でかなりの挑戦なんだなぁ、と思います。それはたぶん今も進行形。
マリウスは歌の音域が、三浦君が得意な部分より高い。
そして、武器である踊りは封印するわけだし。
映画を見て心に愛は溢れてとか聞いて「え、マリウスの曲、今までに比べて高めじゃない?」って思っていました。
ノスワンでもソロ曲高めのを与えられてたし「これはもしや中高音強化月間…」と勝手に思いながら観ていて。
それが功を奏したのか、歌えてはいる。音もあってる。
けど、声量と声のハリが物足りないんだな…と思ってしまいました。
ワンデイモアで埋もれてしまうのが非常にもったいない…
他の作品とかもっと声、張れてたと思うんですよね…
歌い方が変わった、というのかなぁ。
帝劇公演の前半は、眉が下がった困り眉の印象が強く残ってしまいました。
帝劇期間中はなるべく会社休んだりしないようにして(有給 is Dead…)
ゴールデンウイーク中は実家へ帰省せず観劇していました。
(そのおかげで日比谷フェスティバルも楽しめましたわーい!)
そこから一気に楽日付近まで空いてしまうという計画性のない計画(?)でしたが、前述の小野田アンジョのチケットを握りしめて17日を追加しました。
その時初めて下手側から見れて(上手側が多かったのです…)、見方が少し変わったせいもあると思うのですが、この日が個人的に一番印象に残ったキャストさんの多い回でした。アンサンブルさんも含めて。
視点が変わって見れたのは自分の観劇にちょっと時間が空いたせいもあると思うのですが、三浦君自体も声の張り方がぐっと良くなっていてワンデイモアで埋もれなくなったと感じました。
いちばんはカフェソングで泣けたこと。
何様だよ、と思われたら申し訳ないのですがそれまではイマイチ入り込めなかった部分に対して、お芝居も変わってきていて説得力があるカフェソングになっていました。
きっと彼の中で変化があってそれが具現化してきて、困り眉ではなくなって楽しそうにお芝居しているのが観れるようになってきて、歌も自信がついた…んだろうか。と勝手に思いました。
これからまだまだ先は長いけれど、有給をぶち込んで北海道に行くのでカンパニー全体がどんどん変わっていくだろうし、三浦君もどんどん変わっていくだろうし。
プレ初日のカーテンコールでスタンディングオベーションの客席を見て、その景色が忘れらえないと言っていたこと。その感覚を忘れずに突き進んでほしい。
ついでに、その光景の一部だったことを自慢できるようになってほしい(強欲なおたく)
恋ブロも、来年のリトルショップオブホラーズもヘアスプレーも楽しみ!
運動会も楽しみ!!!!wwww
(そーきはチケットがどーにもこうにも取れなかったのでなかったことになっています…( ;∀;))